ビデオカメラの記録方式を知る

ビデオカメラの記録方式を知る

最近のビデオカメラでは、撮影した映像の記録方式をいくつかの中から選べるようになっているものが多いです。主な記録方式は「AVCHD」「MP4」「iFrame」の3つです。それぞれどのような特徴があるのかを解説したいと思います。

AVCHD形式の特徴

AVCHD形式は、ハイビジョンテレビでの再生や、ブルーレイディスクレコーダーでの取り扱いに適した記録方式です。ブルーレイディスクなどに記録して長期保存したいような場合であればAVCHD形式での保存がおすすめです。画質に関しては他の要素も関わってくるので一概に言えませんが、AVCHD形式での保存の方が優れていることが多いようです。

MP4形式の特徴

MP4形式は、パソコンでの再生や編集に適した記録方式です。YouTubeにアップしたり、スマートフォンで見たりするような用途であればMP4形式での保存がおすすめです。圧縮率が高いので、容量を抑えてパソコン等に保存したい場合はおすすめですが、逆にブルーレイディスクなどで綺麗に保存したいような場合は上記のAVCHDの方が適しているということになります。

iFrame

iFrame形式は、Mac（iMovieなど）での再生や編集に適した記録方式です。Macを使用している方はこちらの記録方式で保存するとiMovieなどでの編集作業が簡単になります。Macを利用している方はこちらの形式でもいいでしょう。Windowsを利用している方には特に選ぶ理由は無いかと思います。

ディスクに残すならAVCHD、パソコン上で扱うならMP4

さて、上記の記録方式で結局どれを選べばいいのかということですが、大まかにいえばパソコン・スマートフォンで扱うのがメインであればMP4、ブルーレイディスクなどに保存して家庭で楽しむのであればAVCHD形式といった感じでしょうか。あとは、動画編集をしようと考えている方はお持ちの動画編集ソフトが記録方式に対応しているかどうかです。AVCHDだと重くてうまく編集できない、やりたい編集が出来なかったなどということも考えられます。ちょっとこだわって動画編集をしたい方は動画編集ソフトとの兼ね合いも考慮するのが良いでしょう。