画質の要、撮像素子って何?
ビデオカメラのスペックを見ていると、撮像素子(さつぞうそし)と書いてある項目があると思います。この撮像素子とはいったい何なのでしょうか。普段ビデオカメラやデジタルカメラなどを使っていない方はあまり馴染みのない言葉かもしれませんが、実はこの撮像素子がビデオカメラの画質に大きく関係しているのです。
撮像素子の大きさにより画質が左右される
ビデオカメラはレンズから集められた光を電気信号に変換し、内蔵メモリーやSDカードなどに保存することで映像として記録しています。この電気信号に変換する働きがあるのが映像素子なのです。映像素子の種類にはCCDやCMOSなどがあり、以前はCCDが高画質とされてきましたが、最近はCOMSの方が技術開発も進み画質も良くなったため、CMOSを採用したビデオカメラが多くなっています。また、パナソニックの機種にはMOSというまた違った撮像素子が使われています。
この映像素子はサイズが大きいほど高画質となります。表記としては、1型、1/2.3型、1/5.8型などと記載されており、この例でいえば1型>1/2.3型>1/5.8型の順でサイズが大きいため、1型>1/2.3型>1/5.8型の順で高画質なビデオカメラとなります。
実際にどれくらいのスペックがあればいい?
さて、ここで気になるのが実際にはどれくらいのスペックの撮像素子があればいいのかという点です。大まかに分けると、エントリーモデルなどの価格が安めの機種は1/5.8型の撮像素子が搭載されているものが多く、ワンランク上のビデオカメラが1/2.3型を積んでいて、更に上の高スペックなものは1型などを積んでいるといった印象でしょうか。
これは撮影するものや状況によるのですが、旅行や屋外のイベントなど、日常のシーンを昼間の明るいところで撮影するのであれば1/5.8型でも十分だと思います。撮像素子の性能の違いが出やすいのが暗いところや強い逆光などのシーンですので、そういったシーンでの撮影が多いのであればより大きい撮像素子を選んだ方がいいでしょうが、旅行の思い出を撮る、日常の風景を撮るなどといった使い方であれば1/5.8型でも特に問題はないと思います。あとはより高画質で撮りたいかどうかというこだわりの部分でしょうか。
ただ、ビデオカメラの性能は撮像素子だけではありません。他にもズーム機能や本体サイズ、重さなど選ぶ要因はたくさんあります。映像素子はあくまで選ぶ際の基準の一つとして考えればいいと思いますので、映像素子を中心として考えるよりも他のスペックと総合して考えた方がより自分に合ったビデオカメラを選ぶことが出来るでしょう。
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